2012年6月8日金曜日

屋島RUN~平家物語歴史館~崇徳天皇白峯陵-四国・平家物語の旅その5-20120604

寿永3年(1184年)2月、一ノ谷の戦いに敗れた平氏は屋島へ逃れる。
多くの武将を失ったものの、平氏はいまだ瀬戸内海の制海権を握っており、
屋島には安徳帝の仮行宮も築かれた。

しかし寿永4年(1185年)2月、義経の奇襲により屋島は陥落された。
四国での拠点を失った平氏は、総大将知盛のいる彦島へ逃れ、
そこで最期となる壇ノ浦の戦いに臨む。

ここ屋島で過ごした約一年あまりが、平氏一門にとって
都へ帰れるという希望を持ち続けることの出来た最後の安寧の日々だっと思う。
そんな在りし日の平氏を偲びたく、屋島を走ってきました。



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ホテル川六さんを9時15分にチェックアウト。
琴電で潟元駅へ。駅員さんはひとり。とても明るくて親切な女性でした。
駅の外にあるお手洗いをお借りして、9時50分、RunGo!




駅から少し走ると、屋島の山容が見えてきます。
右寄り、斜めの線が登山道かな?(違うことが後で判明)



屋島小学校近くにあった案内板。
この屋島ハイキングコース、5万分の1地図がなくてコースがいまいち不安
だったので、たぬたぬの案内板は助かりました。


屋島小学校を過ぎるときつい上り坂が始まります。
住宅地を抜け、山中に入るとさらに道はきつくなります。
この日は曇りだけど気温が高く、汗がふきだしてきます。
途中、けっこう歩いちゃいました。

加持水。決して絶えることのない湧水だそうです。
屋島は弘法大師と縁の深い山なんですね。

屋島寺に到着~。ここにもたぬきが(・∀・)!!

屋島の合戦の折、武士達が刀を洗ったといわれる血の池。


弓流し屏風図のパネルがありました。この話、有名だけど
「俺っちの弱ぇー弓が、敵に拾われたらかっこ悪いじゃん?」
義経のこのセリフのどこがそんなに感動的なのか、さっぱり分らない~。

いちおー、山屋なものですから山頂を踏みに行きます。
獣道にあったイノシシの罠に、配偶者がはまりかけました(;゚;ж;゚; )ブッ
罠に人のニオイがついて、まずいんじゃないだろうか。
林野庁?猟師の方?仕掛けた人、ごめんなさい。


南嶺の最高峰292.1mです。

 お次は「獅子の霊巌」へ。かわら投げができます。1回200円。

屋島水族館を右手に見ながら、足を北嶺に向けます。
見た目通りの真っ平らな山頂は、舗装もされていて本当に走りやすいです。
これじゃ特に地図はいらないわけだわ。

北嶺の展望台から見た、平氏の船隠し。遠くに小豆島も見えます。

南嶺から約20分で、遊鶴亭に到着。眺めが素晴らしいです。
床にびっくりするくらい犬の毛が落ちてました。お散歩コースなのね。
帰りは左脇の登山道を下ります。

下山道からは、長崎ノ鼻が綺麗に見えます。

約20分で北嶺登山口に出ます。


あとは2㎞ほど車道を走って、本日のGOALやしま第一健康ランド到着、12:20。
GPSのログです。走った距離は約8.5㎞なり。

現地に行ってみて気づいたのですが、源平合戦の史跡は屋島にはほとんど
無く、屋島と五剣山の間に点在している様子。また日を改めて来なくては。

やしま第一健康ランドから高松平家物語歴史館までは車で5分強。
倉庫街に突如現れる雅な建物。入館料一人1200円。


日本最大の蝋人形館、とのことです。
一階の四国の偉人コーナーはほどほどに、二階の平家物語コーナーへ。
下記の17のシーンが蝋人形で再現してあります。

第1景「平忠盛、鬼を捕らえる」
第2景「平家に非ずんば人にあらず」
第3景「仏御前、祇王を訪ねる」
第4景「清盛の孫、摂政・基房を辱める」
第5景「俊寛のみ赦されず」
第6景「物怪(もののけ)」
第7景「平家軍、富士川で大敗」
第8景「平重衛、大仏を焼く」
第9景「清盛、高熱を出して死去」
第10景「一ノ谷の合戦」
第11景「平敦盛と熊谷直実」
第12景「那須与一、扇の的を射る」
第13景「安徳天皇、入水」
第14景「平教経、壮絶な最期」
第15景「平家滅亡」
第16景「祇園精舎の鐘の声」
第17景「琵琶法師」

写真を撮っていいかどうか分らなかったので、撮ってません。
第15景の、海に浮かんだうつぶせの女房がリアルですごく怖かった。
13~15景に知盛様が見当たらないのはどうゆうこっちゃヽ(`Д´)ノ ウワァァン

ここでの見学時間を60分以上と想定していたのですが、早めに見終わりました。
昨年までだったら、もっと時間をかけて見物したことでしょう。
私にとって、初めて三次元で展開される平家物語だから。
今はドラマ『平清盛』を食い入るように見ちゃってるからなぁ…。


さて、この旅最後の目的地、崇徳帝が眠る白峰陵に向かいます。
平家物語歴史館から車で1時間くらいです。
白峰寺前駐車場に車を停めて、坂を下っていきます。
途中、宮内庁の看板あり。
私達は「みだりに」に該当しませんよねぇ?びくびく。




やわらかな新緑を見せていた紅葉の木々。
秋ともなれば陵のまわりを鮮やかに彩り、帝の御魂をお慰め奉ることでしょう。


陵に向かって右手の道を上っていくと、白峰寺の境内に出ました。
遙拝所を発見。でも開いていませんでした。この時、月曜の15時10分くらい。
曜日が悪かったのか、時間が悪かったのか?

白峰寺は第81番札所。平成26年は「四国八十八ヶ所霊場 開創千二百年」
だそうです。 2年後を目指して、霊場巡りに励んでおられる方もたくさん
いらっしゃるんでしょうね。

名残惜しいですがそろそろ空港に向かいます。途中、お風呂に寄りつつ


 レンタカーを返却して、高松空港に到着。


おみやげを買った後は、じゃこ天と地ビールに舌鼓を打ち


ANA540便にて帰京しました。 

前夜泊(フェリー)3泊4日の四国・平家物語の旅、あっという間でした。
来年もまた来ます。明日からまた仕事頑張ろう!

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